2023年干支　招福　本麻紅柄染め暖簾（のれん）紅柄にうさぎ三羽　手染め　柿渋染め　草木染め　間仕切り

【こちらは受注生産品です。お届け目安 二週間程です】

■シンプルであわせやすい色彩とモダンな愛らしさ
古来の顔料紅柄（べんがら）と柿渋で染め重ねる「紅柄染め（べんがらぞめ）」
かわいらしいうさぎを真ん中に配置しました。
赤系の色目ですが、派手すぎず落ち着いた紅柄（べんがら）ならではの色彩です。
和室にも洋間にもあわせやすく、シンプルなので飽きがこず、長くお使い頂けます。

■紅柄染（べんがらぞめ）とは
古来より建築用の木材などの保護につかわれてきた紅柄。
紅柄格子（べんがらごうし）という言い回しは有名ですね。
その渋い赤系の色目は落ち着きがあり、古民家などで目にできます。
その渋い赤を生地に染める技法が紅柄染めです。
紅柄を京都大原の山水や柿渋とあわせて温度を上げずに常温で染めます。
また、染液を刷毛で染める「引染（ひきぞめ）」という技法で様々な柄や模様を表現することにもこだわっています。
合成染料全盛の現代だからこそ新鮮な昔ながらの自然の色目をどうぞ。

■紅柄染の特徴
●抜群の対光堅牢度・使い込むと色目が変化する
古来より、建築の木材の保護のために使われてきた紅柄。生地に染めても抜群の対光堅牢度を誇ります。紅柄は着色力が強く、科学的にもきわめて安定です。
多少の日光では色目が変わらず、独特の発色を長くお楽しみ頂けます。
●生地の強度もアップ
顔料である紅柄は生地をコーティングするような染まり方をします。
さらに紅柄は高い隠蔽性を持っています。これにより生地の強度が増します。

■生地のこだわり
麻と呼ばれるものは非常に種類が多く、繊維用に用いられているものだけでも50～60種類におよびます。代表的なものに亜麻・苧麻（ちょま）・大麻などがあります。
みつる工芸では、良質の手引き手織の本麻を使用しております。
本麻だから紡績にはないナチュラルな味わいが楽しめます。

■原液のこだわり
京都の老舗染料屋さんの目利きで選んでいただいた良質の紅柄を京都大原の山水で溶いて使います。さらに柿渋とあわせて非常に堅牢度が高い染料ができました。

■染色のこだわり
紅柄染めは、刷毛を用いる「引き染め」にて染工を行います。
引き染めとは、張木（はりぎ）と伸子（しんし）という道具を使い水平に張った反物に染料を刷毛引きします。また、染色には大量の水が不可欠ですが、全て大原の山水でまかなっており、一切水道水は使用していません。

■特徴
「本物にこだわりたい」という方にお薦めしたいのが、こののれんです。
みつる工芸では、本物の柿渋だけを使いひとつひとつ手作業で染め上げています。
柿渋染は染め上がったばかりの生地は浅い茶色ですが、徐々に濃く深い色合いに発色していきますので、その変化もお楽しみ頂けるのではないかと思います。（発色は一定の色合いにて止まります。）また、柿渋に軽い撥水効果と抗菌防臭効果もあり、インテリアには最適な染めとなります。
天然素材・天然染料を使い、様々な職人の技を一つにしたみつる工芸の自信作です。
夏は涼しく冬は暖かいのれん。のれんで冷たい空気を遮断し暖房効率を上げ、エコで暖かく過ごしてみてはいかがでしょうか。

※のれん棒はつきません。
※柿渋染は染め上がったばかりの生地（商品）は色が薄くなっていますが、その後ご使用頂きながらも柿渋のタンニン質が発色し、深く濃い色合いになります。
※開封時に特有の臭いを発することがございますが、これは柿渋の成分で、体に害を及ぼすものではございませんのでご安心ください。この臭いはご使用頂くにつれ取れていきます。
※この商品は本麻という手紬、手織の生地を使用している為、多少の織りキズや糸飛びがございます。
※天然染料による自然環境を利用した染めの為、染めムラや商品によっての色の違いがありますので、この点をご理解のうえご検討ください。

サイズ：巾８８cm×丈１５０cm
素材：麻１００％　
使用染料（顔料）：紅柄・玉渋・柿渋

【麻製品お取り扱い上の注意事項】
弊社の製品は天然染料で染色しています。化学染料に比べ堅牢度は低いです。
麻は折れ、擦れ、よれ、毛羽立ちがおこりやすい繊維です。過度の摩擦や乾燥、折れた状態で放置等すると、品質が著しく悪化する場合があります。
洗濯する際は中性洗剤で手洗い後、かたちを整えて陰干しして下さい。極力ドライクリーニング業者にお任せすることをおすすめします。
直射日光の当たる場所で使用されると若干色落ちがはやくなります。
のれん等は風雨にさらさないで下さい。変色や、脱色、カビの原因になることがあります。