レッドウィング社は1952年、白く底が平らでクッション性に富む
トラクショントレッド・ソールをワーク・ハンティングを用途とする男性用のブーツに初めて導入し発売しました。
8インチ丈のブーツ#877です。このブーツは発売と同時に大成功を収め、数年で様々なバリエーションが広がりました。
6インチ丈の#875もそのひとつです。
モカシンタイプのつま先(モックトゥ)などが持つ履きやすさ。
どのような場所でも歩きやすく長時間履いても疲れにくいトラクショントレッド・ソール。
さらに、良質なレザーや堅牢なつくりがもたらす機能性と耐久性で、#875は#877と共にワーカー達に絶大な支持を得て、
アメリカを代表するワークブーツとなり、その後約65年経った現在でもレッドウィングを代表するブーツとして愛され続けています。
#8849はこの#875のレザーをブラック・プレーリーという茶芯のブラックレザーにしたものです。
レッドウィングのもうひとつの茶芯の黒レザーであるブラック・クロンダイクより塗膜が薄く、
その分しなやかに仕上がっており、革の肌目も生きています。
履いていくと比較的早い段階で塗膜の下のブラウン芯地が見え始めるので、
履いて間もない時期から経年変化を楽しめるレザーとなっています。
【REDWING/レッドウィング】
1905年の創業以来110年にわたり、自社工場で伝統に基づくクラフトマンシップをもって、
耐久性に富む靴をつくり続けているレッド・ウィング社。
創業者チャールズ・ベックマンは、新天地への夢を胸にドイツから移民してきました。
ミネソタ州のレッド・ウィング・シティで列車を降り、タンナー(革なめし工場)で働いた後、靴屋を始めました。
しかし既製の靴の品質に満足できず、「本当に良い靴だけ」を売りたいと、自ら靴をつくることを決意したのです。
レッド・ウィング・シュー・カンパニーの誕生です。
現在ではタンナーも傘下におさめ、靴のための革からつくる世界でも稀な靴メーカーとなりました。 創業者の精神は今日でも健在です。
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